むし歯になり始めの段階を入れてC0、C1、C2、C3、C4の5段階に分けられます。
歯の一番外側にはエナメル質(目に見える白い部分)があり、次の層は象牙質という部分で成り立っています。その下は歯髄(しずい)という神経と血管がある部分です。
「C1」は表面のエナメル質が、「C2」はその下の象牙質までがむし歯菌で侵された状態のことを言います。
「C3」は、神経と血管部分まで侵された状態で、「C4」まで進行すると、歯の目に見える白い部分が全て溶けきってしまいます。
「C3」では、死んでしまった神経を取り除き、消毒をして詰め物を被せる治療が必要です。そのため、残っている歯を削り、神経を取りやすくします。
この状態では歯の根っこ以外、もう天然歯は残っていません。
さらに進行して「C4」になると、ほとんどの場合、歯を完全に抜いてしまうしか方法がなくなってしまいます。